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若返り・老化・美化 などの「フェイシャルVFX」
2022年6月、技術とワークフローが大幅にアップデートしました
仕上りと、完成までの体験も変わりました
以下の記事では、「顔のVFX」を採用する場合の注意点や、ノウハウなどを話しています。技術開発のエピソードなども紹介しています
「顔のVFX」と特殊メイクのメリットを活かし10代の子供を80歳へ老化させる
Facial VFX
俳優・タレントの「若返りと老化」が出来ます。撮影時に、俳優の顔にトラッキングポイントを描く必要もなく、特殊な機材を手配する必要もありません。さまざまな撮影条件に柔軟に対応できる技術です
肌修正においても、市販されているプラグインでは難しい「肌理を残した自然な仕上がり」が可能です。最新のフェイシャルVFX技術を使用したビューティ作業は、完成までの安心感も違います
Facial VFX + Special make up
10代の子供を80代に老化させるなどの「大きな変化」をお望みなら、フェイシャルVFXと特殊メイクの連携がお薦めです。特殊メイクの利点を残しながら、メイク時間の短縮と、完成度の高い仕上がりを両立することが可能です
こちらの映像は、実験を通して「フェイシャルVFXと特殊メイクの最適な連携」を見つけようとした記録です。ここで得た失敗や成功が、新たな技術開発につながりました
顔作りへの「こだわり」
私たちの強み
1.監督・俳優・プロデューサーの快適性と安心感を生み出す「仕組み」
2.顔を熟知した職人たちによる「似せる/目標へ変える技術」
3.最新技術を駆使した制作体制
お薦めしている3段階アプローチ
1.入手しやすい資料を使った「シミュレーション作業
2.撮影前に行う「テスト作業」
3.撮影後の「本作業」
なぜ、このような進め方をお薦めするのか?
各段階で、以下のようなメリットが生まれます。
シミュレーション作業
- 手配したほうがいい事と物が判明します
- 俳優の方、関係各位への説明資料としてもお使い頂けます
- 次のテスト作業に行いたい検証をリストアップする際に役立ちます
テスト作業
- 監督、俳優、スタッフの計画が立てやすくなります
- 俳優の方の安心材料となります
- 本番でより良くできるポイントが見つかることがあります
本作業
- 事前に検証を終えているので、安心して撮影にのぞむことができます
- テスト段階で、関係各位のコンセンサスを得られていれば、途中チェックも円滑に進みます
- 機密保持、セキュリティ対策を厳重に行っているので安心してお任せ頂けます
シミュレーション作業、もしくは、テスト作業を飛ばして、本作業を行うこともできます
私たちが「資料集め」や、画質の悪い資料の「高解像度化」を担当することもできます
状況を伺って、最適な方法をご提案
自由度重
Digic側の作業負荷は気にせずに、監督と俳優が望むことを優先して頂く
バランス重視
高い仕上がりと、価格のバランスをとっていく
費用重視
費用を抑えることを最優先し、Digicからのお薦めの顔と進め方を採用
よくいただく「ご質問」
質問をクリックすると展開します。
撮影までの流れ一例
Step.01
最初に、ご状況とご要望を伺って、お薦めの進め方をお伝えします
(私たちが担当した実例を観ていただきながら、お話することもできます)
Step.02
お手持ちの資料を拝見致します(資料集めから担当することも可能です)
Step.03
台本や企画/演出コンテを踏まえて、資料の中からシミュレーション作業に適した素材を選んでいきます
Step.04
シミュレーション作業は、静止画で1点3日間ほどで完成します
Step.05
シミュレーション結果をご覧いただき、次の工程へ向けて用意することをまとめます
Step.06「テスト作業用の撮影」
本番を想定した「演技・照明・構図・レンズ」で撮影されたデータに対して、フェイシャルVFX作業を行うことをお薦めしています。撮影のときに、カツラや衣装も本番に近いものが用意できると検証の精度が上がります
Step.07
テスト作業は、3shot 計9秒の場合=5日間、1shot3秒の場合=3日間で完成します
Step.08
完成した映像を、監督・俳優・プロデューサーに観て頂きます
ここで皆さんの意見が一致し、目標とする顔が決まれば、最後の仕上りに良い影響が生まれます
Step.09「本番撮影」
これ以降は、皆さんご存知の流れとなります
De-Aging「若返り」Tips
過去の資料は画質が悪く、顔が不鮮明なことが多いものです。私たちは、擬似的に解像度を上げる技術を持っています。監督・俳優・プロデューサーと「目標となる顔」の共通認識の精度を上げるためにも、この工程は大切になります。
顔の筋肉や、肌のメンテナンスを怠らなかった人も、加齢によってフェイスライン、目周りと口周りは少なからず変化しています。その変化の度合いに合わせて、最適な技術を組み合わせて対応しています。


目周りと口周りの次に、年齢を感じやすい部分は「皮膚と髪」です。高齢な方の皮膚は、毛穴の開き、光の拡散などが若い人の皮膚とは違うため、高度な移植が求められる場合があります。
髪については、実写の顔と組み合わせる場合は、3DCGではなく、付け毛かカツラをお薦めしています。現状では、費用と自然さの2つの面で、3DCGより良い結果が得られます。
Aging「老化」Tips
Digicには、皮膚素材の撮影を行えるスタッフ・スペース・機材が揃っています。今までに集めた「皮膚のデータベース」もあります。そのデータベースの皮膚を使って作業することもありますが、最終的な仕上りをよくするためにも、企画に合わせた「皮膚撮影」をお薦めしています。


「若返り」は若い頃の顔にするという明確な目標があるのに対して、「老化」は俳優の資料をもとにした老化予想(デジック担当)と、監督が求めている老人の資料の2つをもとに作られていきます。顔の構造と老化のメカニズムの知識、老化予想を出力する最新技術、監督の希望を形にする職人技の全てを揃えることで、VFXでの老化が可能になります。

